カテゴリ: 妙義山

2022年6月25日(土)
天気:晴れ
メンバー:佐藤(羚羊OB)、関、横倉

  8:10    石尊山登山口
14:30    石尊山登山口

アルパインクライミングにおけるロープワークの練習確認を、OBの佐藤さんに指導して頂きました。

ムンターでの懸垂、スリング2本・カラビナ3つでの救助の課題、その他ロープワークと勉強になりました。

アルパインのシステムは新旧有りますが、懸垂でのバックアップの大切さ、末端ロープ処理、トップでの支点構築と安全性が最重要なのは変わりません。

今迄の認識を改めないと駄目だと実感しました。

安全性の担保が有ってのアルパインクライミング、座学も含めスキルを上げねば!


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start地点

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ダブルロープでのロープワーク講習

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撮影後ちゃんとロックしてますよ〜

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自己ビレイは怠ってはいけません!

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暑いけど景色は最高です。

2022年4月24日(日)
天気:曇り後雨
メンバー:酒井、横倉

楽しみにしていた「星穴岳」での空中懸垂
しかし目的地が近付くに連れて、ウキウキ気分は絶望感に変わります…
start地点の中ノ嶽神社⛩は小雨で視界も不良
着いて1分で撤退決定〜

栃木方面の降雨が無いことを祈り、目的地を変更して「石尊山」を目指します。
登山口手前の駐車場へ着くと、曇天ながら暫くは降らなそう❗️
駐車場でハーネス・ヘルメットを付けて登山道へ
少し登って右に外れバリルートin
ロープ登攀ポイント1ピッチ目は横倉リード
数ピッチリードで登らせて貰い、その後は酒井さんにもリードして貰いました!
細かくピッチを切ってリード・ビレイ・セカンドビレイと練習させて頂き見晴台へ
暫し昼食休憩を取り、懸垂ポイントで懸垂・バックアップ固定・足輪を使っての登り返しを教えて頂きました。
星穴岳へは登れなかったけど、登攀練習な有意義な週末を過ごさせて貰いました♫

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無情にも雨☂️

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やっぱ岩楽しい〜

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酒井さんリード

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懸垂の練習ポイント

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懸垂しま〜す♪

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バックアップ固定・登り返し方法を教えてもらいました(*^_^*)

2021年11月26日
メンバー 鶴見  星野(敬)
天気 晴れ

07時48分 国民宿舎出発
08時20分 取付き
11時15分 終了点
13時25分 取付き
14時04分 国民宿舎到着


旧国民宿舎に駐車。他にも数台停まってましたが木戸壁に向かったのは私達だけで他の方は丁須の頭に行かれたようでした。
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篭沢ルートの途中紅葉がとても綺麗でした。
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木戸壁到着。右に歩いて直ぐに取付きがありす。
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50mダブルロープ、ヌンチャクは8個使用。事前に調べた情報通りボルトは多数打ってあり安心して登れました。ただ岩の剥離には注意が必要です。

4ピッチ目はハングしている箇所があったのですが慎重にガバを探して登りました。
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5ピッチで終了点。
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景色を眺めながら一服。
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帰りの懸垂下降は岩にロープが引っ掛からないよう注意しながら4ピッチで降りてきました。
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風もなく良い天気の中で晩秋の妙義を楽しめました。今度時間があれば丁須の頭にも行ってみたいです。

2021年7月17日(土)奥本

股関節痛と坐骨神経痛で1ヶ月、歩くこともままならなかったものの、ここ1週間ほどで回復の兆しが見えたことから体力回復と懸垂下降の自主トレで鹿沼岩山に行ってきました。この日は昼前から登り始めたこともあり熱中症寸前でした。懸垂下降は猿岩で一連の動きを3度繰り返し、自信をつけました。


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【岩山・木戸壁 番外編】

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プロストで遊んで疲れた最後に新井さんに懸垂下降の実技確認をしてもらった。

2、3の確認をした後下降したが、教官からは「テラスでは一人ですべてできるようにならなければいけない」「猿岩で練習したらどうか」と助言あり。

 

718日早朝

山行記録がごっちゃになってしまい恐縮だが、岩山でへとへとになり歩道では文字通り這うようにして帰った翌日、前穂高北尾根岩登り研修の補講で裏妙義木戸カンテへ。股関節から膝までの状態が頗る悪く、岩場までの距離によってはキャンセルも考えたが、「駐車場からすぐだよ」との渡辺教官の言葉に騙され、いやそれよりもこの二人と岩登りがしたいとの思いが強く(汗)、気が付いたらヒルがニョロニョロのようにゆらゆらする山道をトボトボ歩いていた。

 

71811時頃

3ピッチ目くらいで新井さんから「奥本さんに不満がある」と切り出してきた。“なによ?なによ?なんなのよ~?(島田一の介風に)心の中でつぶやく。心臓がどきどきする。

新井さんが持ってきたトランシーバーを私が使わないことに不満があるらしい。良かった、山に関する技術的なことや精神的なことじゃなくて。

 

71814時頃松の木テラスにて

渡辺さんが懸垂下降をしている間、疲れ切った新井さんを鼓舞しようと、声をかける。他愛のない話の中で、突如その言葉が耳を刺激する。

「厳しいことを言うのは、“バディ”だからですよ」「命を預ける仲間だから、なんでも言い合うんです」本音がポロリした瞬間だった。バディとして認められているということだ。“なんやいいところあるやんけ”心の声はなぜか関西弁。

 

因みに、木戸壁カンテ登攀中の私のテーマソングは斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」

ヒルまずに、果敢に登るべし!でもヒルはやっぱり怖い!の巻

 2021年7月18日、梅雨明け直後の透き通る青空の下、群馬県・裏妙義の木戸壁というマルチピッチルートを登った。

 妙義山は表も裏も切り立った岩峰が立ち並び、多くの登山者を呼び集めている。その景観に反して、クライミングに適した壁は非常に少ない。裏妙義の木戸壁(右カンテルート)はそんな山域には珍しく、岩質が固く、ホールドも信用できる貴重な場所である。初登は1979年らしいが、2010年に地元のクライマーによってこの岩壁は生まれ変わった。支点はほぼハンガーボルトで、その間隔も適切で非常に安心して登ることができる。全6ピッチ、ピッチグレードは5.4~5.7。

 今の季節、木戸壁に登るためには、一つの大きな不安材料がある。ヤマビルだ。音もなく人間に近づき、靴に吸い付き、足へと這い上がり、吸血する。ヒル回避剤も売られているが、効き目は気休め程度である。一番の対策は肌を露出しないこと!露出狂の私は3匹のヤマビルに食い付かれた。

 木戸壁のアプローチは妙義湖の奥にある旧国民宿舎から始まる。裏妙義の丁須ノ頭へと向かう登山道を約40分歩く。この間、ヤマビルの恐怖にずっと怯えていたことは言うまでもない。20歩も歩くと靴には大小2、3匹のヤマビルがたかっているので、見つけ次第木の枝で取り払わないといけない。

 登山道は籠沢という水量の豊富な沢に沿って付けられており、何度か流れと交差しながら高度を少しずつ上げていく。やがて、鎖場が現れるが、この手前の登山道右手の洞窟状のハングがある岩壁が木戸壁である。取り付きは岩壁沿いに少し登った先にある。近年登られているのは右カンテルートとその奥の木戸前ルンゼの2本。

 ルートを見上げれば、ところどころに小規模なハングがあるのがわかる。ハングの傍らにはオレンジ色の小柄なクルマユリと白くて大柄なヤマユリが咲いていた。

 9時30分、登はん開始。1ピッチ目、新井氏がリード。取り付きそうそうハング気味だが、ホールドは豊富。ルートはボルトを目印に登れば良い。すぐにカンテ状となり、樹林から飛び出る。右を見ても左を見ても垂直に切り立つ岩峰ばかりで、気分は高揚。20mほどで、ピッチを切る。セカンドは奥本氏。お気に入りのトランプ柄のクライミングシューズがかっこいいい!

 2ピッチ目も新井氏がリード。ルートは一旦カンテから左に逃げ、フェースを登る。約25mで幅30㎝ほどのバンドにたどり着き、ここでピッチを切る。外傾しており、気の抜けないバンドである。

 3ピッチ目も引き続き新井氏がリード。少し傾斜が落ちたフェースを松の古木に向かって登っていく。ここまでくると日差しを遮るものは何もなく、背中が暑いが、時折心地よい風が吹き抜ける。晴天上等、暑さ上等、おひさま万歳!
 松の木陰で3ピッチ目が終了。ザックから水筒を取り出し、喉の渇きを潤す。ここでリードを渡辺に替わる。

 4ピッチ目。松の古木が生える通称「松の木テラス」からルートは右上する。再び傾斜が増し、足元の切れ落ちたカンテを小ハングを数回交えて登っていく。小さく右へ左へとルートを取るため、次第にロープの流れが悪くなる。救いなのはホールドが豊富なこと。このピッチがルートの核心と言われているが、抜群の高度感を差し引いたら、それほどのものでもない(と思う)。ただ、ハングしたカンテの上に終了点があるので、後続のビレーが怖かった。完全にメインロープに全体重を預け、なるべく足元を見ないようにしながら2本のロープを必死に手繰り寄せる。「俺もまだまだあまちゃんだな」と思うのはこういう場面である…。セカンド・奥本氏、サード・新井氏ともに余裕で登ってくる。すごいですね、二人とも!

 5ピッチ目、傾斜は落ち、草付きも現れて、ほっとできるフェースを約20m。やや狭いバンド上に終了点。下をのぞけば二つのヘルメットがすぐそこに見えた。

ラスト、6ピッチ目。短くて優しいスラブ状のフェースを約15m登ると、大きなハングの下の外傾したテラスにたどり着く。13時40分。初登の記録ではさらに左にトラバースしてルンゼを5mほど登るとあるが、今は灌木が茂り、登られていないようだ。

 下りは、登ってきたルートを懸垂下降する。上りと同じように6ピッチに区切って降りる(最下部の2ピッチは50mロープなら続けても大丈夫。距離45m程度)。

 初心者向けのルートと言われるが、決して易しいルートではないことを最後に付け加えておく。初心者だけでの挑戦は絶対にやめよう。

行動記録

旧国民宿舎駐車場 8時20分 

取り付き到着 9時

登はん開始  9時30分

松の木テラス(3ピッチ目終了点)11時15分 

6ピッチ目終了 13時40分

懸垂下降終了 15時45分

旧国民宿舎駐車場 16時20分


メンバー

新井、奥本、渡邉(潤)

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