カテゴリ: 東北

12月18日(日)奥本
標高:874m
9:00玉乃湯温泉〜登奈孝志荘〜11:00山頂〜登奈孝志荘(昼食)〜13:00登山口
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「雪が降った翌朝の氷上山は一番美しいんです」と登奈孝志荘に先着していた女性が切り出す。昨日雪が降ったので朝一で来たという。「トレースなくて大変でしたよ〜」と言うので素直に感謝を伝える。そのトレースを目当てに少し遅く来たので少々ばつが悪い。
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今シーズン初の雪山。一人で雪山に登るのは初めてだが、急坂はなく危ないところはない。ところどころ雪深いところがあるが先行者のおかげでさほど苦労することはない。足跡を見ると、先行者は2〜3人か。ありがたいことだ。
登奈孝志荘のある祈祷ヶ原からは海が見える。陸前高田の有名な一本松がある海岸線には今は松原の跡形はなく、長く伸びるコンクリート堤防が伸びる。20年ほど前、小さい子供を連れて来た思い出が蘇るが今そこは殺風景だ。しかし目をその向こうに向ければ、丸みを帯びた水平線が見える。海と山と空のコントラストは美しい。確かに降雪後の氷上山は美しかった。
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11月27日(日)奥本
標高1340m
8:10赤坂峠登山口〜9:50五葉山山頂〜日出岩〜山頂経由〜11:00黒岩〜11:45石楠花荘〜13:10赤坂登山口
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誰もいない山頂から日の出岩を往復し黒岩へ。標高1300m前後の尾根歩きは楽しい。まさに天空のハイキングだ。黒岩へ向かう稜線から見る海は光っている。あの光る海に吸い込まれそうな幻覚を見る。まるで「幻の光」だなと宮本輝の作品の舞台を思い出す。一人の世界に没入していく。誰もいない、ここには自分しかいない。風の谷ナウシカに出てくるような金色の草原。スーッと気持ちが軽くなっていく。

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11月12日(土)奥本
標高:1124m
7:06一本杉登山口〜8:13姫神山山頂〜9:17城内登山口〜10:40姫神山山頂〜11:40こわ坂登山口〜12:05一本杉登山口

一本杉コースから山頂を経由して城内登山口へ下山、休憩後再度山頂を経由してこわ坂登山口に下る。もう一つの田代コース往復は断念。山頂からのぞむ岩手山の壮観さは素晴らしい。東北に来る際はぜひお寄りください。
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2022年10月30日(日)

メンバー:奥本(ソロ)

天  気:曇り

活動時間:3時間55分(内休憩20分)

行  程:10:20国見温泉登山口→11:45横岳→12:10男女岳(秋田駒ヶ岳)→14:15登山口

国見温泉には2つの温泉宿があり、下山後、直感で石塚旅館の日帰り温泉に入った。温泉はエメラルドグリーン。硫黄泉だがなにか違う。草の香りがする。春先の青く芽吹く草。草原を寝転がって回転したときに嗅いだ草の香りのような。壁1枚向こうから女性と小さな子供の声がする。懐かしい、目をつぶると銭湯のような情景が浮かぶ。関節痛に効能があるというのでしばらく温浴。血行が良くなる。股関節痛は少し和らいだが膝痛は増す。
一時して浴室を出て着替えていると、ほんの5分程前に入ってきた男性がもう風呂を出て着替えだす。「ずいぶん早いですね」『次に行くところがあるので、急いで出ないといけないんです』「どちらへ?」『どこかはわからないんです』「?」『昨日は乳頭温泉に泊まったんです』『今日はここに来る前はどこだっけかな、茶色い温泉で…』「玉川温泉かな?松川?このへんだと南玉川ってのもあったっけかな」「どこから来たんですか」『京都から秋田空港に降りてレンタカーで回ってるんですが、次にどこに行くか知らないんです』『全部妻が決めてるんで』「ミステリーツアーのようですね」その人は急いで着替えて出ていった「よい旅を!」

秋田駒ヶ岳は景色の良さが売りだがこの日は曇りのち霧のち雨、強風。横岳への上りの焼砂走りで足を取られ強風に煽られ寒くそこだけしんどかったが、あとはスピードを緩めることなく2時間弱で登頂。人気もなく寒く景色もないのですぐ降りて避難小屋で食事を摂る。ピストンで下るつもりだったがムーミン谷の方は風もないとの情報があったので急登を逆に下る。なかなか危険な下りだった。ムーミン谷は景色はあまり見えないが地形から晴れていれば美しい谷間、湿地だろうと容易に想像できた。また来年の夏にでも再登しよう。

次回は登山靴を忘れないようにしなければ。まさか登山口まで来て登山靴がないことに気が付き、3時間後にまた同じ場所に来るようなことにならないように…


2022年10月9日(日)

メンバー:奥本、同僚1名

天  気:晴れのち曇り

活動時間:7時間25分(内休憩45分)

行  程:6:00馬返し登山口→8:55八合目避難小屋→9:55岩手山山頂→10:30八合目避難小屋→
     13:20馬返し登山口

滝沢ICから向かう一本道 朝焼けに輝く岩手山の山肌 高鳴る鼓動
久しぶりのソロの感覚 すでに多くの登山者 同僚と落ちあう
山肌が赤い 標高差1,450m弱 山頂は雲の中だ
失われた時間を取り戻すように歩を進める
中腹までは雲もなく眺望がひらける ザレ場に入り徐々に雲が濃くなり風が出てくる
8合目小屋で小休止 山頂までのしばらくはゆったりしたハイキングコース 
今までのしんどさが嘘のようにきもちいい 晴れていればなおさらだが
山頂直下は火山砂礫 足を取られきつい 大砂走りのような足元
外輪山 山頂までは風が強く寒い 風で体を持っていかれそうになる
山頂 ますます風は強く 到達感もそこそこに下山する

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