カテゴリ: 岩山
鹿沼岩山
股関節痛と坐骨神経痛で1ヶ月、歩くこともままならなかったものの、ここ1週間ほどで回復の兆しが見えたことから体力回復と懸垂下降の自主トレで鹿沼岩山に行ってきました。この日は昼前から登り始めたこともあり熱中症寸前でした。懸垂下降は猿岩で一連の動きを3度繰り返し、自信をつけました。
【岩山・木戸壁 番外編】
7月11日15時30分
プロストで遊んで疲れた最後に新井さんに懸垂下降の実技確認をしてもらった。
2、3の確認をした後下降したが、教官からは「テラスでは一人ですべてできるようにならなければいけない」「猿岩で練習したらどうか」と助言あり。
7月18日早朝
山行記録がごっちゃになってしまい恐縮だが、岩山でへとへとになり歩道では文字通り這うようにして帰った翌日、前穂高北尾根岩登り研修の補講で裏妙義木戸カンテへ。股関節から膝までの状態が頗る悪く、岩場までの距離によってはキャンセルも考えたが、「駐車場からすぐだよ」との渡辺教官の言葉に騙され、いやそれよりもこの二人と岩登りがしたいとの思いが強く(汗)、気が付いたらヒルがニョロニョロのようにゆらゆらする山道をトボトボ歩いていた。
7月18日11時頃
3ピッチ目くらいで新井さんから「奥本さんに不満がある」と切り出してきた。“なによ?なによ?なんなのよ~?(島田一の介風に)心の中でつぶやく。心臓がどきどきする。
新井さんが持ってきたトランシーバーを私が使わないことに不満があるらしい。良かった、山に関する技術的なことや精神的なことじゃなくて。
7月18日14時頃松の木テラスにて
渡辺さんが懸垂下降をしている間、疲れ切った新井さんを鼓舞しようと、声をかける。他愛のない話の中で、突如その言葉が耳を刺激する。
「厳しいことを言うのは、“バディ”だからですよ」「命を預ける仲間だから、なんでも言い合うんです」本音がポロリした瞬間だった。バディとして認められているということだ。“なんやいいところあるやんけ”心の声はなぜか関西弁。
因みに、木戸壁カンテ登攀中の私のテーマソングは斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」
鹿沼・A峰岩登り講習と岩山縦走ハイキング
2021年3月20日(土)
縦走メンバー :須藤、石原、奥本、渡辺(俊)(記)
講習メンバー :上記メンバーに、渡辺(潤)、鶴見、新井
天気 :曇り
活動時間 :1時間50分
行程 :13:00A峰→13:40岩山(328m)山頂→14:05クサリ場→15:00駐車場
この日の午前中は、渡辺(潤)リーダーと鶴見会長のご指導の元、A峰でロープワーク&岩登りの基礎講習を受ける。小生、十数年ぶりの岩登りとあって、すっかり忘れていることばかりで、非常に役にたった。しかし、途中で、小雨が降り始め、懸垂下降の練習などは中止。リーダーによると、やりたかったことの半分しかできなかったとのこと。残念、また、次回。
それにしても、この岩場の上の眺望は素晴らしい。曇り空ではあるものの鹿沼の市街地が一望できる。「鉄ちゃん」の血が流れる小生は、近くを走る東武鉄道の音が聞こえると、その様子を見たくてたまらない。そのうち、天気の良い日に、またここに来て、ボーッと、眼下の景色と下界を走る鉄道を眺めたいものだと思った。
ロープ等の撤収後、雨が小ぶりになった。重いザイルやガチャ類をザックに詰めた渡辺(潤)リーダーらと別れを告げ、4人の有志は、A峰を離れ、予定通り、この先にある岩山の縦走ハイキングを開始する。この山の稜線は、A〜C峰以外にも、大岩・小岩が沢山あり、一つ一つ乗り越えて行くのだが、これが童心に帰ったようで、とても楽しい。このところ、時間がなくて、太平山ばかり登っていたが、他の山にも足を運ばねばと、つくづく思った。
岩山の山頂も開けており、休憩にはもってこいの場所だが、鹿沼の市街地方面はもう見えず、東武鉄道の汽笛も聞こえない。ここで束の間の休憩をとり、今日の核心部である、猿岩の70mの鎖場に向かう。猿岩付近は開けていて高度感があり、石を投げたら眼下のゴルフ場まで届くのではないかと思うくらい、切り立っている。
猿岩の鎖場は、正確に数えていないが、10-30m位のが五本位、連続する。1本下って、ホッとする間もなく、次の鎖場が始まる。下が見えないので、どこまで続くのか把握できない。中肉中背の小生の腕も、最後の方では、パンパンになりつつあり、メタボが進んだ人や重い荷物を背負った人には、かなり厳しいのではないかと思った。特に雨の日は滑るので、巻道を下った方が賢明のようだ。
鎖場を終えると、後は、平坦なトラバース道が続く。途中、椿の樹林帯が長く続き、ハイカーを楽しませてくれるが、ゴルフ場から打ち込まれた球もあり、さっさと降りた方が良いようだ。やがて、民家が現れ、舗装路を御殿山駐車場に向かう。皆50代の4人で、色々な話に花が咲いた。