2022年10月15日(土)
メンバー:奥本、同僚2名
天 気:曇り
活動時間:6時間分(内休憩45分)
行 程:6:00小田越登山口→8:00早池峰山山頂→9:25登山口(食事)
9:45登山口→11:00薬師岳山頂→12:15登山口
北東北百名山6座中3座目は早池峰山へ。秋田駒ケ岳と迷ったが、同僚Yが「ハヤチネ山に興味あり」というので「乳が好きなのね」と頓珍漢な返答をしたところ、「ハヤチネに乳の字は入りませんけどね」と突っ込まれ、バツが悪くなった。「たらちね」の母と勘違いしたのだ。
天気予報では当日北東北に低気圧が張り出すもののぎりぎり晴れるかな、という予想だった。薬師岳は早池峰山の向かいにある山で中腹から見る山容は凡庸だが、逆に早池峰山が美しく見えるらしいので気になっていた。
登山開始時点で我々より先行していたのは2組だけだった。中腹までは晴れていて山裾の紅葉がきれいに見えていたのだが、岩場を過ぎるころにはすっかり雲の中に入ってしまった。山頂には2時間弱で登頂。先週岩手山でヒーヒー言っていた同僚Sは「物足りない」とのこと。だから薬師岳も計画にいれたのだ。一回下りた後の登山は精神的にしんどいから成長を促す良い計画だとほくそ笑む。
早池峰山下山後食事をとって向かいの登山口を登りだす。薬師岳は林道が長く眺望に面白みはないが、あまり登山者がいないのか野趣味あふれる(普通に)良い登山道だ。山頂では小雨が降り、同僚二人の下り道の足取りが重い。突如同僚Sが「重大発表があります」と叫ぶ。とうとう狂ったか?と後ろを振り返ると「明日、プロポーズします」とのこと。「…」「…」しばし沈黙の後そ知らぬふりをして歩き出す。「ちょっと待って…」との声がだんだん遠ざかっていく。
帰りは温泉だ、と思っていたら、同僚Sが温泉道具を持ってきていないらしく、我々はすごすごと着替え帰路に就く。山裾は黄葉が素晴らしく、車を降りて写真を撮った。この日、県南はとてもいい天気だったそうだ。
因みに、この日5時に駐車場に着いたのだが、山道に入って何度か鹿や羚羊を見たのだが、急に目の前を横切ったのには驚いた。衝突寸前で急ブレーキを踏んだが、あのヘッドライトに移された鹿の顔が目に焼き付いていて思い出すたびに気持ちが悪くなる。