2012年07月

2012年7月19日
メンバー 若菜夫妻
早池峰
18日午後10時30分頃大平町を出発。
早池峰の登山口の河原坊に4時30分頃到着。すぐに準備をして登山開始。
登り始めは天気がよく山頂での展望を期待していたのですが山頂付近だけガスがかかり
残念なことに視界20メートルほどで展望なしでした。
しかし、早池峰固有の高山植物ハヤチネウスユキソウを見ることができよかったです。
今回は、二座登頂予定なので少しペースを上げて4時間で周回してきました。
下山後、4時間かけて二座目の蔵王山を目指しました。
刈田岳直下の駐車場にとめ刈田岳・熊野岳をピストンしてきました。
天候は、快晴でしたが熊野岳付近の稜線は風が強く肌寒いくらいでした。
夜行日帰りで移動距離1000キロはきつかったです。

ペルーアンデス ブランカ山群ワスカラン登山隊行動記録


2012年6
8日 晴れ


参加者 渡部、他
3

鹿沼8:208:30鹿沼インター8:54-バスー11:20成田空港15:5015:35アトランタ17:2023:10リマ

 アトランタ到着から1時間以上機内で待たされすこし慌てたが同じ航空会社の乗り継ぎで飛行機は待っていてくれた

リマ空港内に在るホテルロビーにてピスコサワーを頂く。美味しい。


69日 晴れ

リマ10:00ーコノコーチャ峠(4080m)17:55カルアス(2800m)

 迎えの車(14人乗り)に乗りリマを出ると不毛の砂漠地帯。大都会の周辺はスラム街が広がっていた。

海岸を離れてコノコーチャ峠(4080m)への道は快適なドライブ。谷間の回りには畑が広がり、バナナ、リンゴ、オレンジ等が実っている。山の上にもだんだんと植物が増えてきた。峠の東側は草原が広がり彼方に雪のアンデスが見られる。

 下り道となり夕日に赤いアンデス。そしてワスカランも見られた。ホテルに落ち着く。


610日 晴れ

カルアス9:10ー車―キャンプ地―車―峠13:0015:00キャンプ地

 車にて湖の端のキャンプ地に行く。途中にチェックポストがありポーターの一人が身分証を・を忘れていて通過に時間が掛かる。湖の端にキャンプを張り、昼食の後、車にてがたがた道でガードレールの無い恐ろしい峠に行ってくだりのハイキング。峠の向うはアマゾンに続いているらしい。東面(裏側)のワスカラン(6768m)が素晴らしい。下りなので息の切れることも無く、ルピナスの咲く古い時代からの石畳の道を楽しく歩けた。


611日 晴れ 4

キャンプ地8:0011:30ラグーナ6915:26BC―車―18:00カルアス

 車で5分のピスコ(5752m)登山口から(ここには小屋があってロバ使いたちの人がいた)緩やかな登りが続いていて、少し息が切れる。小さな池があり、さらに登ると綺麗な水をたたえたラグーナ69は大きな湖。チャクララフ(6112m)が映っていた。昼食はコックさんが腕を振るってくれた料理で美味しい。2年も世界中を放浪してる日本人女性と逢った。彼女は僕らがコックさんを連れて歩いてるのを見てリッチだと驚いていた。


夕日のトクヤラフとハイキャンプ

夕日のトクヤラフとハイキャンプ

 

 

 

 

612日 晴れ

カルアス滞在。

 バザール見学のちパチャマンカ温泉にお風呂に行く。少しぬるい。2ソーレス(67)

午後、明日から67日の登山なので必要、不要の荷物を分ける。不要の荷物はエージェント(ベロニカ女史)の事務所に預ける。

 

613日 晴れ

カルアス8:00ー車―9;30ユコンー15:00イシンカ谷BC(4300m)

 バスにて3600mへ。草原地帯を横切り、左右が岩壁に挟まれた谷を歩いて、開けた所に出ると氷河を頂いた山々(トクヤラフ6034m)、(Palcaraju6110m)が正面に見え出す。荷物はロバ君たちが運んでくれる。広々した草原にBC建設。ダイニングテントで夕食。

 

614日 晴れ 0

イシンカBC9:0012:00HC(4800m)

 3段程の岩のゴロゴロしたところを登る。間は草原で牛がのんびり草をかんでいる。湖の側にキャンプ。正面にイシンカ(5530m)、右にランナパルカ(6162m)、その右にオクシャパルカ(5888m)見られる、カール地形の底である。午後、水路の在る上部の湖を見に行く。氷河下にて水は大変濁っていて綺麗でない。夕食は外の岩の上、防寒を充分にしていただく。

 

615日 晴れ -4

HC4:008:30イシンカ頂上(5530m)13:00HC15:00BC(4300m)

4時発。1時間足らずで氷河に着く。アイゼンを着け、ピッケルとストックを1本持つ。ガイド(ウィルデル)続いて私、コックさん(ビクトール)と3人でアンザイレン。雪は固く殆んど潜らない。稜線に出る前に夜が明けた。だらだらした雪原を登り、最後の山頂直下は傾斜が在った。お天気よく頂からの眺めは素晴らしい。周りの山々はみな尖っていて高い。暖かい日差しを浴びて狭いいただきで後続を待つ。下山は反対側に降りる。山頂下にクレバスがあり飛び越える。あとは緩やかな雪の斜面にて危険な所はなし。地元の登山者が運動靴で登ってるのに会う。

ハイキャンプを畳んでベースに戻る。夜少し雨。少し天気が心配になる。

 

616日 晴れ

BC9:0010:30湖―12:30BC

 休養日。一人上部の湖を見に行く。途中に牛が9頭草を食べてる草原があり、癒される所があった。湖はドロが溜まったような綺麗でないところだった。モレーンの頂に記念のケルンを積んでベースに帰る。夕方又雨。ポーター君が靴、アイゼン、ピッケル等を明日のトクヤラフ雪線まで上げてくれる。

 

617日 晴れ

BC8:3014:30トクヤラフHC(5200m) 0C

 昨夜の雨はうそのように上がった。5000mから雪を踏む。ここで靴を替えアイゼンをつける。替えた靴は岩の下にデポ。5300m辺りにキャンプ。夕日に山が赤く燃え綺麗。テント地は雪の上で傾き居心地が悪い。テントマット、エアーマットは無く自前なので充分でない。

 

618日 晴れ -5

HC2:009:30トクヤラフ山頂(6034m)13:00HC14:0016:00BC(4300m)

午前2時発。ガイドのウィルデル、そして私、コックのビクトールとアンザイレン。星空の下緩い雪面を踏んで行く。途中大きなクレバスをスノーブリッジを使い越えて行く。

そして小さなギャップをガイドは登れず、コックさんの後押しで登って行った。次は私の番。アイスバイルが決まらない。ピックを差しても体重を掛けると雪が切れてしまう。いくらやっても雪が崩れるばかり、私も雪のギャップが越えられず押し上げてもらう。コックさんは二人で引き上げた。ここは後続3人アッセンダーで登ってきたが1時間以上待たされ明るくなってくる。稜線に出て朝日を浴びる。強い傾斜の稜線をしばらく登ると180m続く雪壁下に到着。スタカットに切替る。ウィルデルが登り続いて2人が登る。スノーバーでの確保。次の支点は氷柱を支点にしていた。次は頂上稜線に出てスノーバー2本。稜線に出ると頂上は直ぐそこだった。頂は雪庇の上なので写真だけ撮り20m手前の広いところで後続を待つ。雲の無い暖かい頂の眺めは針の峰峰が取り囲んでいて素晴らしい。遠く南にワンツァン(6395m)が高い。山頂直下は180mの急傾斜なので、懸垂下降をする。2本のスノーバーを支点にダブルロープで60m。次に氷をくり貫いた2本の支点にスリングを架けシングルロープで60m。勢いよく降りるとロープの焦げる臭いがして少しゆっくりにする。3ピッチ目はロープが降りてこないので、スノーバー2本を打って準備をしてしばらく待つ。シングルロープでビクトールに続いて快適な懸垂で安全地帯に到着。6人全員が揃うには30分以上掛かってしまった。易しい雪稜をくだり登りに苦労したギャップも懸垂する。クレバスにはまりそうになり這い出し更に20mで終了。

ハイキャンプでお茶を頂き、テントを畳んでベースキャンプに帰る。

619日 晴れ

BC9:00-徒歩―14:00ユコンー車―15:50ワラス

 ベースキャンプを撤収。2山登れたので充実した気持ちで足取り軽くワラスに帰る。

 ホテルのテラスに登山道具を広げ干す。洗濯物をまとめ洗濯屋さんに出す。3.5k476円だった。ここの選択屋さんは重さで値段が決まってる。夜ご飯はワラスで一番の高級店で肉料理。ここでフォルクローレを一人演奏している御兄さんが居た。(この方はお別れの昼食にも来て下さりたくさん聴かせてくれた)

 

620日 晴れ

ワラスーモンテレー温泉

 休養日。午前中車で15分ほどのモンテレー温泉に行く。この温泉の温度は丁度よく気持ちよい。湯量は豊富で5分で浴槽が一杯になる。値段は3.5ソーレス(117円)。昼にスーパーで買ったビール(1本170円)をテラスで頂く。

 夜ご飯はワラスで一番美味しいと言われる店で頂く。

 

621日 晴れのち雨

ワラスーモンテレー温泉

 休養日。平岡氏と2人再びモンテレー温泉に

 午後荷物の整理。ハイキャンプでの食糧を選択。9食分を自分で持つと一寸した重さになる。

 

622日 晴れのち雨

ワラス8:15ー車―9:40ムーショ(3000m)ー徒歩―15:00BC(4300m)

 学校のあるムーショ辺りは日本の田舎の風景と一緒。少し登ると建築材のユーカリの伐採地に出る。ここのユーカリの木は真っ直ぐに伸びていて良い建材。10年もすれば又伐採できるほど成長するよう。ベースキャンプ地は岩場下。他の1隊のキャンプあり。

 

623日 晴れ 0

BC8:0014:00キャンプ1(5200m)

 キャンプ上の岩場にガイドがフィックスを張ってくれた。右へ右へ上昇して氷河到達。だらだらとした雪原を登りセラック帯手前の平地にキャンプ。山頂が姿を見せてくれないので明日以後が心配。

 

624日 雪と風

停滞

 4時発という事で荷物を纏めてテントを出たが風が強く待機。そして停滞と決まる。風の音を聞きながら過ごす。これでたった1日しかない予備日を使ってしまった。ワスカランに登れなければどうなるか、気持ちの持っていきようが無い。少しユー鬱な1日。

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